好 -kou

繊細人を自称し、香り・匂い・音・服好き。音楽を聞くこと書くことが好き。植物動物も好き。

精神領域の病院に予約を入れた話

2023年5月21日、日曜日。曇り。

 

昨日のこと。

タイトルの通り、病院の精神科に診療の予約を入れた。

仕事の昼休憩。

聞かれたくはないので、建物から出て数十メートル歩き、外の空気をいくらか吸ったところで、電話した。

多少の勇気は要ったかもしれないが、たとえば求人の応募なんかと比べればはるかにその壁は低かったと思う。

 

その比較はいいとして。

精神科に頼ろうとした経緯を書いてみよう。

 

前の職場では、就業して1年も経たないうちに心がつらくなっていた。

正直に言えば、1日目から「この職場はダメかも」というナニかを感じていた。

しかし、「ここで働けないと人生終わる」という考えで職場での日々を送っていた。

2年目くらいから、体調がすぐれないことによる欠勤が生じるようになった。

頻度は、1‐3か月に1回くらいだっただろうか。

二日続けて欠勤をしたこともあるが、そんなことをしたのは、まだ長くはない社会人生活の中でも初めてだった。

 

上司にも不調を伝えてみたが、

「季節とかも影響するだろうし、誰でもそういう時はある」→「自分も最近~~」というように、結局話の主導権すら持っていかれてしまう。

それだけならまだよかったかもしれないが、
・いつ頃からそうなのか
・具体的に症状はあるか
・何をしているときにそういう症状があるか

こういうのは詰問されているようにも感じてしまい、さらにつらくなっていた。

 

皆大変な思いをしているとか、つらい状況を詳しく聞いておきたい(あるいはとりあえず聞いておく)上司の立場というのも、まあわかっているつもりだけど。

 

心と体がだめになって消えていくのが先か、転職できるのが先かという心情だった。

そんななか、求人情報サイトを見ていて、興味のある仕事を見つけたので、

契約期間どうのこうのの3年というタイミングに合わせ、退職・転職をした。

(ちなみに、この時の転職は在職中に全て自力で行ったので、自分をほめてやりたいくらい)

 

そして現在、就業して2か月にも満たないというのに、はやくも

ヤバイ……

と感じている。

興味のある仕事だし、自分で選んで決めたことだし、前の職場での心のダメージも回復できるだろうと思っていた。

ダメだった。

すでに早退も欠勤もしてしまった。

 

「仕事・会社調べが足りない」

「根気なさすぎ」

「誰だって大変でもやってるんだ」

「そもそも考えが甘い」

このような言葉が聞こえてきそうだ。

でも、つらいものはつらい。

 

家族にこんな話――現職を続けられそうもない、心身がつらい――をしたら失望させてしまいそうだから、できない。

 

そういうわけで、病院を頼ってみようと思い、探し、電話をした。

電話では、軽く自覚症状を訊かれた。

ほんで、予約をとれたのはよかったんだけれど、1か月も先。

一番早くてその日程だった。

 

電話している最中は「よかった予約とれた」と思っていたが、電話を終えて間もなく、「現状で病院に行きたかったのに……」とも思ってしまった。

そう。本当なら、当日、明日、明後日くらいの近さで病院に行きたかったんだ。

そんなのムリだよね。だれだってそうしたいよね。

 

 

「自分で探して電話もできたんだから大丈夫でしょ」

「こんなこと書いている時点で、問題ないでしょ」

なんていう声も聞こえてきそうだ。

 

でも、家に居るあいだはそんなに悪くないんです。

だから、家では普段通りに過ごしたい。