2022年3月12日、土曜日。
「精油の紹介、感想」です。
本精油の情報
精油:ミモザ ブレンドエッセンシャルオイル
メーカー:生活の木
主な精油:ミモザ、ベルガモット、ネロリなど
感想
精油は瓶のキャップを開けずともほのかに香りが分かる、ものもけっこうあるように思うけれど、本精油は、キャップを開けるまでは何も香らない。
キャップを開け、鼻を近づけると、
まず、「スポーツドリンク?」と思ってしまうような、あの独特の匂い。
その直後は、甘い花の匂い。
この甘い花の匂いには、植物であるがゆえの青っぽさや酸味系の香りの要素は”良い意味で”全然ない。
乾いていて、甘い。
特徴的なのは”粉っぽさ”があることだ。
こちらもまた良い意味合いの表現である。
もっと上品に書くなら、”パウダリー”といったところだろうか。
粉っぽいミルキーな甘さで、「この匂い、どこかで、なにかで嗅いだことあるなー」と記憶をたどってみる。
どうやら、幼いときに祖母が使っていた、「化粧用具やパフ」を思い出させる懐かしさもこの精油は持ち合わせている――と思ったのはあくまでも私的な経験であった。
香りの印象をまとめてみると、
一瞬スポーツドリンク → 甘い花から粉っぽい甘さへの緩やかな変化
”スポドリ”的な匂いを感じてしまうのは、ネロリとベルガモットの爽やかさゆえだろうか。
香り以外のことも書いてみる。
この精油は箱の感触が心地よい。
「生活の木」の他の精油の箱は、コーティング加工紙なのか”つるつる”で”つやつや”だ。
しかし本精油は、半紙をよりきめ細やかにしたような触り心地であり、それにより無機質でなくやさしい感じがする。
厳しい冬が去ってゆく予感を覚える。
2022年の新作ブレンドということで、香り以外のところにも力を注いだのがわかるようだ。
嗅覚だけでなく視覚・触覚でも楽しめるようなつくりである。
というのは大げさだろうか。