2022年6月19日、日曜日。
おはようございます。
今日も精油の覚え書き。
本精油の情報
精油:ヒノキ/Hinoki
メーカー:生活の木/Tree of life
学名:Chamaecyparis obtusa
科名:ヒノキ科
部位:木部
抽出法:水蒸気蒸留法
原産国:日本
感想
樹木系の香り。
瓶の口から嗅ぐと、ほのかな甘さと酸っぱさも少しだけ含んだ、透き通った森林的な香りがする。
少し、別メーカー(A社)のヒノキ精油との比較をしよう。
まず。強度については、どちらも弱め。
瓶に鼻を近づけるとよく分かるが、近づかないと分かりにくいかなといったくらいの強さ。
つぎに、香りから思い浮かぶ景色や場所を箇条書きにすると、以下のようなことが挙げられる。
A社
- 乾いた
- かたい
- 苔っぽい匂いの山道
- 木材・割り箸的酸っぱさ
- 湿った
- 暗い
- 少しずつの甘さ・酸っぱさ
- 新しい体育館
- 森林の匂い
生活の木のヒノキ精油には「すっきりさわやかな涼感」、「湿っぽさ」、「かすかな甘さと酸っぱさ」があり、「森林浴」という言葉がふさわしく思う。
また、湿ってはいるものの、苔のようなじめっとした山道的な、不快な匂いはしない。
対してA社のものは「乾いた木材」のような平坦(単純)な匂いと、何度か書いている「苔っぽい」匂いがある。
「乾いた木材」から、「角ばった」、「かたい」という印象を持ってしまう。
また、「苔っぽい」からは日当たり・風通しがよくない、常に湿った場所のような、陰湿ともいえるイメージが生まれてしまう。
湿っぽさがあると、”じめじめとして苔むした野山”のような匂いになってかなり苦手だが、生活の木のヒノキ精油には、現時点ではそのように思わない。
部位・抽出方法・原産国が同じでも、メーカーにより異なるであろう設備や植物の個体により、香りにも違いが現れるのだろうか。
以前試した生活の木・ヒバ精油とは違い、ヒノキ精油は単体でも芳香浴に向く香りだと思う。
愛用したいひとつに加えたい精油だ。
瓶のラベルは、和精油仕様の絵。