好 -kou

繊細人を自称し、香り・匂い・音・服好き。音楽を聞くこと書くことが好き。植物動物も好き。

【覚え書き52番】生活の木・ヒノキ

2022年6月19日、日曜日。

 

おはようございます。

今日も精油の覚え書き。

 

精油の情報

精油:ヒノキ/Hinoki
メーカー:生活の木/Tree of life
学名:Chamaecyparis obtusa
科名:ヒノキ科
部位:木部
抽出法:水蒸気蒸留法
原産国:日本

 
感想

樹木系の香り。

 

瓶の口から嗅ぐと、ほのかな甘さと酸っぱさも少しだけ含んだ、透き通った森林的な香りがする。

 

少し、別メーカー(A社)のヒノキ精油との比較をしよう。

 

まず。強度については、どちらも弱め。

瓶に鼻を近づけるとよく分かるが、近づかないと分かりにくいかなといったくらいの強さ。

 

つぎに、香りから思い浮かぶ景色や場所を箇条書きにすると、以下のようなことが挙げられる。

A社

  • 乾いた
  • かたい
  • 苔っぽい匂いの山道
  • 木材・割り箸的酸っぱさ

 

生活の木

  • 湿った
  • 暗い
  • 少しずつの甘さ・酸っぱさ
  • 新しい体育館
  • 森林の匂い

 

生活の木のヒノキ精油には「すっきりさわやかな涼感」、「湿っぽさ」、「かすかな甘さと酸っぱさ」があり、「森林浴」という言葉がふさわしく思う。

また、湿ってはいるものの、苔のようなじめっとした山道的な、不快な匂いはしない。

 

対してA社のものは「乾いた木材」のような平坦(単純)な匂いと、何度か書いている「苔っぽい」匂いがある。

「乾いた木材」から、「角ばった」、「かたい」という印象を持ってしまう。

また、「苔っぽい」からは日当たり・風通しがよくない、常に湿った場所のような、陰湿ともいえるイメージが生まれてしまう。

 

湿っぽさがあると、”じめじめとして苔むした野山”のような匂いになってかなり苦手だが、生活の木のヒノキ精油には、現時点ではそのように思わない。

 

部位・抽出方法・原産国が同じでも、メーカーにより異なるであろう設備や植物の個体により、香りにも違いが現れるのだろうか。

 

以前試した生活の木・ヒバ精油とは違い、ヒノキ精油は単体でも芳香浴に向く香りだと思う。

 

lovesol.hatenablog.com

 

 

愛用したいひとつに加えたい精油だ。

瓶のラベルは、和精油仕様の絵。