好 -kou

繊細人を自称し、香り・匂い・音・服好き。音楽を聞くこと書くことが好き。植物動物も好き。

【覚え書き51番】生活の木・ヒバ

2022年6月18日、土曜日。

 

精油の覚え書き。

 

精油の情報

精油:ヒバ/Hiba
メーカー:生活の木/Tree of life
学名:Thujopsis dolabrata
科名:ヒノキ科
部位:木部
抽出法:水蒸気蒸留法
原産国:日本(青森)

 
感想

樹木系の香り。

 

書籍では「ヒノキ精油と似た香り」と説明されているのを見かける。

 

たしかに、「木」や「森林」といったくくりだと同系統の香りという感じは分かるが、同時に違っていることも分かる。

 

香りは、

”山の中、日当たり良く暖かい場所にある、乾いた小屋”

を思わせる。

 

”晴れた日の、小学校の教室”

も、いいかもしれない。

 

いずれにせよ、”乾いた”と”晴れた”、”暖かい日差し”を感じられることが特徴の、懐かしくて優しい匂いだ。

 

香りを深く吸い込むと、吸気の通った所が暖かくなる。

 

 

少し、ヒノキ精油との比較をしよう。

 

強度については、香りが似ていると言われるヒノキと比べ、強い。

 

ヒノキ精油には「すっきりさわやかな涼感」、「湿っぽさ」、「かすかな甘さと酸っぱさ、のようなもの」があり、「森林浴」という言葉がふさわしく思う。

対してこのヒバ精油は「日当たりが良くて暖かい」、「乾いた木」、「平坦な匂い」である。

 

湿っぽさがあると、”じめじめとして苔むした野山”のような匂いになってしまい苦手だが、ヒバ精油にはそれがなくていいと思う。

 

ただし、「平坦な匂い」というのがクセ?だとも思う。

平坦は、単純とも言い換えられるだろうか。

 

その香りというのも乾いた木―木材や小屋―のような匂いである。

 

決していやな匂いではないけれど、ヒバ精油単体で香りを長く楽しむには、馴れが必要かもしれない。

 

抗菌・抗真菌作用が強い「ヒノキチオール」という成分をヒノキより多く含むということで、現時点では、香りよりその効果を期待して、家中に香らせましょうか。

 

愛用したいひとつに加えたい精油だ。

瓶のラベルは、和精油仕様の絵。